映像活用のススメ

大きな大会やイベントの延期、中止が続く中、またも緊急事態宣言の延長が発表されました。 静岡県三島市は日々の感染者数が1~2名(昨日はゼロ)といった状況なので、気を付けながら日常生活を送ることができています。練習も通常通り実施できているので大変ありがたい環境にあることを認識しながら、いつ大会が開催されてもいいように会員の実力アップに励んでいます。

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市内の川でよく見かけるカモが近所の路面でひなたぼっこをしているくらい平和です 

コロナによって全国的に活動が制限された今のような状況が続くと、選手や入会希望者に大きな影響を及ぼします。コロナ禍でやれることは限られますが、個人や会のレベルではそれぞれ知恵を出してあって、やれることをやるしかないですね。

 

一人で暗記や払いの練習をするのにも飽きたかもしれませんが、今の時代に合った練習方法として、ぜひ映像を活用していただきたいと思います。他人の試合をYouTube 等で見るのもひとつですが、自分の構えや払いのチェックをすることをオススメします。

スマートフォンでもフルハイビジョンや4Kといった十分キレイな映像が撮影できます。カメラの設定画面に進むともうひとつ「fps」といった設定項目があります。これはフレームレートといって、1秒間の動画が何枚の画像で構成されているのかを示す単位です。要はパラパラ漫画ですね。「30fps」と「60fps」では「60fps」の方が画像が2倍で構成されるので、より細かい滑らかな映像が撮影できるということです。 

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※スローモーション撮影では「240fps」で撮影できる機種も多くありおススメです。

 かるたのように速く正確に動かなければならない競技では、より数値の高い「fps」に設定した方が、札に触る瞬間などの画像が撮れている可能性が高くなるのだと解釈しています。逆に低い数値で撮影すると大事な瞬間が画像として映っていない、その一方で次の画像に一気に飛ぶので、再生した時には動きが速く見えるのかも?(素人解釈です)

スマートフォンなどのカメラは身近にあると思います。ぜひ、自分がどの指で、札のどの部分に触れているのか、毎回正確に再現できるレベルへと引き上げるための、客観的に見るツールとして有効活用していただけたらよいのではないでしょうか。遠くない将来、かるたにもビデオ判定が導入されるかもしれませんので、上級選手にもぜひやっていただきたいですね。

「60fps(上)」と「30fps」を比較してみました。 

 よく分からないと思うので画像にします。下の画像は取る直前です。

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1コマ送ると「60fps」が札に触れた瞬間、「30fps」では払った後になっています。「60fps」ではこの部分の画像が1枚多いということです。

もう1コマ送ると同じ払った後になります。

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※スローの「240fps」設定ならもっと段階的な画像で触った瞬間が分かったかもしれません。

 横からや斜めからなど角度を変えて撮影、確認するとより分かるはずです。みなさん、映像を活用して速くて正確な取りを目指してください!