大事な試合の時に食べていたもの

我が家にもちはやふる基金様からチャリティグッズが届きました! カレンダーにかるたの予定を書いて、汗をかくほどたくさん練習してタオルで拭いて、水分補給して、来年はそんな一年になるといいですね。

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さて、明日は名人戦・クイーン戦の東西予選が開催されます。コロナの影響もあり参加者がそれぞれ16名に絞られているので4回戦で終わりますから、6、7回戦に比べて体力消耗戦にならずに良いと思います。役員としてもありがたい気持ちもあります。一方で勢いのあるA級なりたての選手や若い選手の出場機会がなく残念に思います。やはり本気で名人・クイーンを目指す人、これから将来のある人に出場機会を与えてあげて欲しいなと思います。

その理由は、私自身が予選に出場したことで意識も実力もはるかに高まったからです。初めて予選に出場したのは大学1年の時、四段でしたから今のルールでは出場できなかったでしょう。しかしながら有力選手との対戦を経て、閉会式の講評では伏兵の活躍と言われましたが「やれる」という自信がつきました。そして翌年勝ち上がるためにはどうすればよいのか計画を立てることができました。それがあったからこそ翌年も四段のままでしたが予選、決定戦を勝ち上がることができたと思っています。(本選に勝てた理由は他にもあると思っているのでまた今度にします。)

今回は名人戦の時に食べていたものをご紹介したいと思います。大事な試合の前から調整に入りますが、大食いをしないくらいで、普段通りアルコールも飲みます。名人戦の前日は新幹線で移動する間にカツサンドを食べていました。トンカツ(トントン拍子に勝つ)、チキンカツ(鳥、取り勝つ)という験担ぎです。夜は琵琶湖ホテルで前夜祭に出席するのでビュッフェスタイルの食事で、ビールは飲みますがここではほとんど食べた記憶がありません。おいしそなものがたくさんあるのに・・・。試合当日の朝も琵琶湖ホテルのビュッフェで、ここではほどほどに和食を、お米を明太子や納豆、焼き魚といただきます。そして1回戦が終わった昼。お弁当が準備されていますが食べません。控室に代わりに食べてくれるサポーターがいましたので弁当は任せて、ゼリー飲料やチョコレートを少しだけ。あとは栄養ドリンクを少々。差し入れでいただく高いやつは効きます。でも用法用量は守らないとダメですね。反動なのか体が痛くなります。

こういった食事をしていました。なぜ昼食を食べないかというと、その昔試合中にお腹が痛くなったことがあり、そのリスクを避けるためです。逆にお腹が減るリスクが高まるので、試合当日だけでなく普段から食べない生活で慣らしていました。前日の夜はなぜ食べなかったかというと、話しているとあまり食べれないので、昼食でカツを軽く食べ、程よく酔って寝たいのでビールがあれば十分といった感じでした。(唯一1回だけ私の好きな銘柄じゃないビールが出てきたことがあって、そのときは何となく試合の調子も悪かった気がします。)

そして当日の朝食は、昼食を食べないこともありますがある程度腹持ちする米を選んでいました。もともと米が大好きなのもありますが。ちなみに私の師匠である田口忠夫元名人からは、腹持ちの良い餅、芋、バナナを勧められました。琵琶湖ホテルなら餅くらい焼いてもらえるだろうと。そしていつも差し入れは柿の葉寿司でした。これも弁当班が食べてくれました。最後に間食。時間もあまりないので素早くエネルギー補給ができるのでゼリー飲料や栄養ドリンクを飲んでいました。チョコレートもつまみますが、鼻血が出やすい体質なので少しにしていました。(名人戦ではありませんが試合中に鼻血を出した経験もあり、これもまた別の機会に書きたいと思います。)

これは誰かの参考になるのかな、と疑問を感じ始めました。日にちも変わりそうなのでそろそろ終わろうと思います。自分の体は自分にしか分からないので、自分に合ったものを食べて試合にのぞむのが一番でしょう。明日出場するみなさん、がんばってください!