大会結果 第53回全国競技かるた静岡大会(D)

2月11日、藤枝市で開催され、本日も審判長として出席してきました。

全国から358人が参加したため、12ブロックに分かれて実施。

当会からも7名が参加し、3名の中学生が3位という結果に終わりました。

初段が3名誕生することになりますが、東京や横浜において部活で取り組む高校生とは力の差を感じました。

この悔しさをバネにして、練習を重ねていきましょう!

団体戦のおもしろさ

2月9日、東京都文京区のかるた会館にて、第33回各会対抗団体戦が開催され、審判長として参加してきました。

この大会はA級ポイント(大会でA級優勝すると8ポイントなど)獲得合計上位16チームのみが出場できる大会で、3人1組の団体戦です。

団体戦のおもしろさは、「チームの力」=「チームを構成する選手の力の総和ではない」というところにあると思います。自分のがんばりや気配りが、他の選手に影響を与え、普段の力以上のものを引き出すことがあったり、その逆もあるところだと思います。

とは言えこの3人1組の団体戦は、エース級の選手を2人以上揃えたチームが圧倒的に有利であり、まずは個々の選手が自分の役目をしっかりと果たすことが大切です。

結果は京都小倉かるた会が初優勝を遂げました。

2人のエースがしっかり勝ちきり、絶対的な信頼感により、他の選手が安心して自分の試合に集中することができていました。また、エースが苦しい場面では、3番手選手の活躍がありました。

忘れてはならないのは、4番手以降の選手のサポート体制の素晴らしさです。

「チームを構成する選手の力の総和」が高く、さらにはそれ以上の力を発揮した京都小倉かるた会の見事な優勝でした。

来週は小学生の3人1組の団体戦があります。団体戦ならではのおもしろさに触れ、楽しく取って欲しいと思います。

大会結果 静岡県小中学生大会

今日は沼津市で県内の小中学生(D級以下)向けの大会が行われました。

 

小学生の部は入賞者3名(優勝、準優勝、3位)、中学生の部は2組合計で入賞者4名(優勝2名、準優勝、3位)という素晴らしい結果でした。

 

次の大会に向けてまたがんばって練習しましょう!

なぜお手つきをしてしまうのか

お手つきをしないためにはどうしたらいいですか?

この質問も非常に多くの方からいただきます。

答えは簡単です。

早く手を出さないことです。

それだと取れずに負けるだろ、とツッコミが入りそうですが、本当にそう思っています。

 

お手つきをすると2枚(取り損は1枚、ダブルなら3枚、空ダブなら4枚と違いはありますが)差がつきます。

その差を大きいとみるか、小さいとみるか、人それぞれだと思いますが、実は小さいとみている人が多いのではないかと思います。

お手つきはもったいない、したくないとは口ではいうものの、

・相手もお手つきする

・お手つきするくらい早く取ることがカッコいい

・お手つきする以上に取ればいい

などなど、お手つきをして勝った時はすごいだろと言わんばかり、負けた時はひたすら言い訳、そういった方も多いのではないでしょうか。

 

ですから、「お手つきはしたくないけど、しても大丈夫」という気持ちが根本的な原因であると思います。

考えてみてください。

お手つきをしたら「即刻負けが決定する」というルールだったらもっと慎重になりませんか?

そういった意味では、お手つきのルール(枚数設定)が絶妙なのかなと思います。

 

なぜお手つきをしてしまうのか。

お手つきが本当にもったいないことだと認識することがスタートです。

そして、音をしっかり聞いて手を出すこと、体や腕、指先までを完全にコントロールすること、そのために常に平常心でいること、こういったことが大切だと考えます。

技術面や精神面については改めて書きたいと思います。

 

競技かるたは一人ではできない ~「ちはやふる基金」のご紹介~

競技を行うためには相手が必ず必要です。

読手、審判、記録、運営など、たくさんの方が関わっています。

会場まで送迎してくれる保護者、会場を貸してくれる施設の方などもいます。

そういった方々に感謝の気持ちをもてるかどうか、本当に大切なことだと思います。

勝つための技を磨くことは個人練習でも可能かもしれませんが、感謝の気持ちがなければ本当の意味で強くなることはできないと思います。

「かるた道」という言葉も度々使われてはいますが、今のかるた界はゲーム性が強くなり、勝てばいい、という流れが強くなっていることを危惧しています。

(相撲界などでも聞きますが)

選手の増加に対して、指導者不足といった状況が原因のひとつであることは間違いありません。

他にも、会場の不足、役員の不足、大会数の不足など様々な課題があります。

 

そういった課題の解決につながるかもしれない、大変ありがたいニュースがあります。

ちはやふるの作者である末次さんが、「ちはやふる基金」を設立されました。

子どもたちの情熱を応援してくれています。

私個人としても、三島せせらぎ会としても何か協力できたらいいなと考えています。