団体戦のおもしろさ

2月9日、東京都文京区のかるた会館にて、第33回各会対抗団体戦が開催され、審判長として参加してきました。

この大会はA級ポイント(大会でA級優勝すると8ポイントなど)獲得合計上位16チームのみが出場できる大会で、3人1組の団体戦です。

団体戦のおもしろさは、「チームの力」=「チームを構成する選手の力の総和ではない」というところにあると思います。自分のがんばりや気配りが、他の選手に影響を与え、普段の力以上のものを引き出すことがあったり、その逆もあるところだと思います。

とは言えこの3人1組の団体戦は、エース級の選手を2人以上揃えたチームが圧倒的に有利であり、まずは個々の選手が自分の役目をしっかりと果たすことが大切です。

結果は京都小倉かるた会が初優勝を遂げました。

2人のエースがしっかり勝ちきり、絶対的な信頼感により、他の選手が安心して自分の試合に集中することができていました。また、エースが苦しい場面では、3番手選手の活躍がありました。

忘れてはならないのは、4番手以降の選手のサポート体制の素晴らしさです。

「チームを構成する選手の力の総和」が高く、さらにはそれ以上の力を発揮した京都小倉かるた会の見事な優勝でした。

来週は小学生の3人1組の団体戦があります。団体戦ならではのおもしろさに触れ、楽しく取って欲しいと思います。