選手の目線

先日、山下恵令さんとの模範試合をご紹介しました。ご覧いただきありがとうございました。

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山下さんのキレイな取り、主張(相手への確認)の仕方はぜひ見習って欲しいと思います。しっかりと札を目で捉えているし、安定して同じフォーム、同じ指先で取っているので信頼できますね。決して揉めるような選手ではないのですが、見えていない選手や相手に敬意を示さない選手と対戦すると彼女でもイライラするようですね。心も鍛えてさらなる強さを身につけて欲しい、それが私たちの共通の師匠である田口忠夫さんの願いでもあると思います。

さて、一部使っていない映像も使用して選手がどのように見えているのか分かるように再編集してみました。競技をしている方はもちろん、競技経験のない方にも参考になるのではないかと思いますのでぜひご覧ください。

選手でも取りを捉えられないことも多々あるので、審判からは死角もあるしもっと見えないわけです。特に一流選手の試合の審判は、二人の選手より速く反応するだけでも難しいですし、指先の感覚もなく目だけで判定するのは無理があります。仲裁は必要かもしれませんが、やはり選手同士で主張し合い、お互いが相手を尊重して決めるという本来の形にしていく必要があると思います。デジタル技術の進歩もありますし、一方でコロナにも適応する新しいスタイルとして、審判が近くにいなくても競技が進行できるようになるといいなと思います。