家でもできる練習(暗記編)

競技かるたは大規模な大会や練習会になればなるほど3つの密(密閉、密集、密接)が重なります。だからと言って感染予防のために相手と2メートル離れて競技するわけにもいきません。(残念ながら敵陣は届きませんでした・・・。)

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しばらく大会は開催されないでしょうし、練習会も難しいでしょう。お困りの人も多いと思いますが、人がやっていない今だからこそ自宅で練習してレベルアップするチャンスでもあります。この機会に普段おろそかにしがちな暗記、構え、払いなどの練習をやってみてはいかがでしょうか。毎日10分でも継続すればものすごく力がつくはずです。

今回は暗記の練習をご紹介します。まずは定位置に並べることが出来る自陣の暗記を徹底するところから始めましょう。

①25枚を定位置に並べる

②並べ終えてから3分計測

③25枚を裏にする

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④決まり字順(む~あ)に札を言い当てる

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⑤全てをすぐに(考えずに)言い当てることが出来たら合格

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※出来なければ暗記時間を調整

⑥次は敵陣へ拡げていく。その際は他の人に並べてもらう、もしくは自分でランダムに並べる。

⑦同じように裏にして言い当てる。実際に読んでもらって取っていくのもいいですね。

【注意】

試合では15分間集中して覚えましょう。

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よそ見をしないこと。

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(A級選手になるまでは)途中退席しないこと。

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【さらなる上達のために】

「頭で分かる」から「聞いて反応出来る」状態が暗記が入った状態です。暗記時間の後半は実際に頭の中で取るイメージトレーニングをします。また、全ての札を同じように覚えるのではなく暗記に強弱を付けます。例えば私は大山札などの決まり字が長い札は弱く暗記します。直ぐに反応しなくても決まり字が長いので後から反応しても取れる可能性があるからです。それよりは短い札、特に二字決まりで複数ある札を強く意識して覚えています。

暗記が全ての基礎になります。試合前だけでなく、試合中もしっかり暗記しましょう!